関数
何度も使いたい処理は,一度関数にして作成しておくと便利です。
ここでは,ユーザ定義関数の使い方を簡単に説明する。
数学で習う関数を思い浮かべるとする。
例えば,
f(x) = 2x^3 + 4
左辺の()内のxを仮引数という。
これは,処理を実行するために必要な数字のことで,
とりあえず処理を完成するために置いた仮の引数なので「仮引数」。
何を言っているのかというと,
【命令1】右辺の 2x^3 + 4を計算しろ!
と命令されたところで,計算できずにあなたは困るでしょう。
例えば,この【命令1】に次の文が追加されたら計算できるようになります。
【命令2】xの値は「5」です。2x^3 + 4を計算しろ!
いかがでしょうか。
計算結果は,「254」です。得られた結果のことを「戻り値」と言います。
少しは,引数の必要性がわかったのではないでしょうか。
ちなみに,仮引数xに実際「5」を用いたことになります。俗にいう代入です。
この「5」も引数です。この引数は仮引数ではなく「実引数」と呼びます。
pythonでの関数の定義方法
それでは,Pythonで関数を定義していきましょう。
まずは,関数の書き方についてです。
def 関数名(仮引数1,仮引数2,・・・):
処理内容
return 戻り値
今回は,例として三角形の面積を求める関数「t_area」を作ることにします。
(tはトライアングルのt)
def t_area(teihen , takasa):
menseki = teihen * takasa / 2
return menseki
この関数を実行して値を実際に得るためには,関数の定義後に
x = 3
y = 4
print( t_area( 3 , 4 ) )
等と記述すれば結果を得ることができます。