2021年7月16日金曜日

デジタルとアナログ

デジタルとは

デジタル(digital)とは「連続的な量を段階的に切って数字で表す」ことを指します。
目盛りや指標などを使って一定の数値を表した場合「デジタル」ということができる。
デジタルの語源は、ラテン語の「digitus(指)」と言われている。
「指折り数える」という動作から派生して、段階的に区切られた数値のことを「デジタル」と呼ぶようになった。
 

アナログとは

アナログ(analog)とは、「データを連続的に変化していく量で表す」ことを指す。
長さや量、物質を表すときに使う。
区切られることなくゆるやかに止まることなく変化していくものは、「アナログ」です。
アナログの語源は、英語の「analogy(類似・相似)」です。
しかし、analogyは、ラテン語で「比例」を意味する言葉が元になっていると言われています。
 

デジタルのメリット

デジタルのメリットは正確で再現性がある点にある。

曖昧に思えるものでも一定の数値によって表されるため、時間や温度など私たちが共有するときにも役立つ。
PCとスマホで同じデータを共有したり、残したりすることもできるので、現代では、なくてはならない存在だと言えるでしょう。

デジタルのデメリット

デジタルのデメリットは、曖昧なものをそのまま残すことができない点にある。

例えば、演奏や声、絵などもデータ化するとそのもの自体に含んでいた微細なニュアンスを再現することは難しい。
ただし、その差異は私たちが認識できないほど小さなものに過ぎない。

アナログのメリット

アナログのメリットは曖昧なものをそのまま表現し、感覚的に理解できる点にある。

目や耳を通して感覚的に理解することが多い私たちにとって、アナログはもっとも自然に表現できる媒体だと言えるでしょう。

アナログのデメリット

アナログのデメリットは、データをそのまま残すことができないという点にある。

アナログのものを後世に残す場合、レコードなどの媒体では、その材質の特徴により劣化を避けることができない。
さらに、デジタルデータにする場合も本来のものと同様に表現することがアナログの難しいところである。
再現・復元することができないことは、アナログの大きなデメリットと言えるでしょう。